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善福寺公園一角之図

かつて平安時代から安土桃山時代にかけて、大和絵といわれる様式の日本絵画が多く描かれた。
その大和絵特有の表現手法のひとつに、「すやり霞」というものがある。画面全体が煩雑にならないようにするための余白的効果のため、あるいは、同一画面上で複数の場面や時間を表現するときの区切りのために、金色の雲を描きこむというものである。
この「すやり霞」を実体化し公園の中に出現させた。

発泡ポリスチレン, 壁紙
2015